Perspective 残余リスクと生涯リスク
寺本民生 帝京大学臨床研究センター

20 世紀の医療上の功績のひとつとして,心血管イベントの抑制につながる治療のエビデンスを確立したことがあげられる。1994 年に発表された4S 試験(スタチンによるLDL-コレステロール(LDL-C)低下療法が心血管イベントを約40%抑制し,結果として全死亡も約30%抑制した)を筆頭に,エビデンスが続々と発表され,実践的医学を大きく飛躍させ,それに伴いEBM という重要な概念が確立した。  EBM という概念が確立し,21 世紀になると,ではいったいどこまで心血管イベントを抑制できるのか?ということが話題になってきた。つまり,LDL-C や高血圧・糖尿病の治療は必須としても,どの程度すべきなのかということが問われるようになってきた。その過程で出てきた概念が,「residual risk(残余リスク)」と「life-time risk(生涯リスク)」である。

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CORE JOURNAL no.4 2014 春夏号
年2回(春期,秋期)発行
no.4 2014 春夏号

2014年2月刊行

A4変形判
2色
全128ページ
定価:(本体3,200円+税)

ISBN: 978-4-89775-321-8

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