■治療学・バックナンバー■
2004年 38巻 11号
炎症性腸疾患
腸疾患急増の時代を迎えて
■ 序説
なぜ今,炎症性腸疾患が注目されているのか?
渡辺 守
■ 総説
炎症性腸疾患は増えているか?
樋渡信夫
炎症性腸疾患理解のための免疫学的基礎知識
金井隆典
炎症性腸疾患における腸内細菌の関与
藤山佳秀
再生医学からみた炎症性腸疾患
仲瀬裕志・千葉 勉
炎症性腸疾患の診断と重症度分類
石黒 陽・棟方昭博
炎症性腸疾患鑑別のための画像診断
飯田三雄
カプセル内視鏡による炎症性腸疾患診断の展望
中野道子・中村哲也
ダブルバルーン内視鏡によるクローン病の診断と治療
砂田圭二郎・菅野健太郎
炎症性腸疾患におけるSASP/5-ASA/副腎皮質ホルモン
長浜 孝・松井敏幸
炎症性腸疾患における免疫抑制薬の使い方
泉谷幹子・日比紀文
炎症性腸疾患における手術適応とタイミング
木村英明・福島恒男
潰瘍性大腸炎における白血球除去療法
蘆田知史・高後 裕
潰瘍性大腸炎におけるシクロスポリン持続静注療法
鈴木康夫
クローン病と栄養
高添正和
クローン病における抗TNFα抗体療法の有用性
小坂 正・松本誉之
炎症性腸疾患とプロバイオティクス,プレバイオティクス
光山慶一
Colitic Cancer
岡原 聡
■ 座談会
これからのIBD診療に期待されるもの
(司会)渡辺 守 岩男 泰・松本誉之・杉田 昭
■ 新しい治療
クローン病における抗IL-6受容体抗体療法
伊藤裕章
■ 症例
腸管皮膚瘻孔に対しインフリキシマブ反復投与を必要としたクローン病の1例
羽村公代・飯塚文瑛
クローン病の難治性S状結腸病変にアルギン酸製剤注腸療法が奏効した1例
押谷伸英
■ 治療の歴史
炎症性腸疾患における内科的治療の変遷
−日本発の治療法開発の歴史−
牧山和也
■ DI室Q&A
炎症性腸疾患に使用する薬剤の胎児・哺乳児への影響
永田将司・安原眞人
■ suggestion
外科治療からみた潰瘍性大腸炎重症例に対する新しい治療
舟山裕士